自分が書いた文章を振り返ると分かること
年明けから本格的に2次試験対策を始めるにあたって、
時間がある年内は、2次試験に活かせそうな本の読書の時間に
あてています。
自分で設定した課題図書のうち、
1冊を読み終えたので、どのような部分が2次試験に
活かせそうか考えてみました。
◇書籍名: 「ナルホドと読み手を納得させる 論理的な作文・小論文を書く方法」
◇著 者: 小野田博一氏
◇発 行: 日本実業出版社
◇課題図書に選んだ理由:
今年の予備校の2次試験の答練では、講師から
論理的に書けと指導を受けていましたが、
自分の文章を改善するために、どんな視点に着目すればよいのか、
イマイチ腹落ちせず、迷走していました。
文章の論理力を鍛えるヒントを見つけるべく、
この本を読むことにしました。
特にこの本を選んだ理由は、論理的思考に日頃から大きなこだわりのある家族に
相談したときに、強い推薦を受けたからです。
◇この本を読んで、自分が最も気をつけたいと思ったこと
自分の文章を書く上で、最も気をつけたいと思ったことは、
自分の文章の振り返りをする、ということです。
人は、文章を書いているときは、自分の考えとともに書いているので、
無意識に書かれていない自分の中だけの前提が入ってしまいがちです。
何も知らない人から見ると、日本語がつながっていなかったり、
隠れた前提が入って飛躍していると思われていまいます。
これを改善するため、書き終わった後に、第三者が読むことを想定して
読み直し、「自分が書こうとした考え」と、「第三者がどう読み取るか」
のギャップを把握して修正する、という作業をする必要があると
思いました。
◇最後に、書評
この本は、2次試験で論理的に書くにはどういうことか、
掴みきれていない受験生の方にはオススメしたい1冊です。
この本には、論理的な文章を書くための、具体的な注意点が数多く
紹介されています。
悪い文章と、なぜそれが悪いのか、よい文章にするためには
どこを変えたらよいのか、具体的な事例が多いのです。
この悪い文章の中には、自分が日頃から書いている文章を同じものも
ありました。
数多くの事例と具体的な改善方法に触れられるので、
論理的に書くとはどういうことか理解が進み、
効果的な学習ができると思います。
2次試験の勉強は、診断士の資格取得が目的ではありますが
この勉強をとおして、自分の論理力を鍛える、という訓練の場にも
していきたいです。